Cogito
はたなびく小旗の如く涕かんかな
或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……
2017-01-25
G.Bècaud と M.Polnareff
ミッシェル・ポルナレフが、ブギウギのようにピアノの鍵盤を叩いている。
と、そこにジルベール・ベコーが現れる。
ポルナレフに何か声をかけ、彼が答えると、ベコーがもう一台のピアノに向かう。
そして、ポルナレフに合わせて鍵盤を叩き始める・・・
演奏にベコーが加わると、ポルナレフが、ベコーのヒット曲「そして今は」のメロディーを引き始める・・・
それに合わせて鍵盤を叩くベコー。
ポルナレフは、コンセルバトワールを首席で卒業したと聞いてもいて、どれだけ上手にピアノを弾いても、今さら驚かないが、ベコーのピアノの演奏が、これまた、プロのようにすごい!
ベコーが、よく自分の歌を、自分でピアノの鍵盤を激しく叩きながら唄っているのは知っていたが、ポルナレフに合わせてこれほど達者に引くとは …驚きです。
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掛け合いの演奏がうまくいき、ベコーが「出来上がり!」…そして、「歌えよ!ミッシェル」。
そして、ポルナレフが自身のヒット曲の一つ「ロメオとジュリエットのように」を弾き、歌い始める。
驚いたように、呆然としたように、聴きいるべコー…
このころのポルナレフは本当に素晴らしい。
ポルナレフがベコーに振り向いて促すと、ベコーもピアノに向かう…
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"Comme Juliette et Romeo"
「ジュリエットとロメオのように」
作詞&作曲: Michel Polnareff
歌:Michel Polnareff
Pf.:Michel Polnareff & Gilbert Bècaud
Show Bècaud
Avec Gilbert BECAUD, Michel POLNAREFF
16/10/1971
「ジュリエットとロメオのように」
作詞&作曲: Michel Polnareff
歌:Michel Polnareff
Pf.:Michel Polnareff & Gilbert Bècaud
Show Bècaud
Avec Gilbert BECAUD, Michel POLNAREFF
16/10/1971
2017-01-23
2017-01-21
2017-01-19
写真 2017011901
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「言葉では不明確なとき、私は写真に集中します。イメージが不十分なとき、私は沈黙に甘んじます」
…アンセル・アダムス
出典: John Paul Caponigro Illuminating Creativity
…アンセル・アダムス
出典: John Paul Caponigro Illuminating Creativity
2017-01-18
2017-01-16
2017-01-11
続・続・Joan Baez「Donna Donna」
人間の食糧にされるために、市場に運ばれる馬車の上で、自らの運命を悟って泣く子牛に向かって……
"But whoever treasures freedom like the swallow has learned to fly. "
なぜ、これでは嫌なのか?
私には、「飛ぶことを既に学び終わっているものだけが、ツバメのような自由を得ることができる」と聞こえ、それを学んだことなどない私は、突き放されたように思う。
"But whoever treasures freedom like the swallow must learn to fly. "
なぜ、これならいいのか?
私には、「ツバメのように自由が欲しければ、飛ぶことを学ばなければならないんだよ」と聞こえる。
子牛には、こう言う余地がある「私にも、飛ぶことを教えて!」と。
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ネット上でさらに調べてみたところ、Yiddish 語の原詩の逐語訳であるかのような訳詩を見つけた。
その、最後の節を引く。
Calves are born and soon are slaughtered
With no hope of being saved.
Only those with wing like swallow
Will not ever be enslaved
With no hope of being saved.
Only those with wing like swallow
Will not ever be enslaved
結語が "not ever be enslaved" となって、腰砕けの感があるが、それはともかく、ここでははっきりと、「ツバメのように羽を持ったものだけが」と限定している。
この引用の逐語訳を正しいとすれば、2つある英語訳のうち、Joan Baez 版の has learned to fly が、より原詩に近いと言える。
もし、この2つの訳の違いを、時制が異なるだけ、としてしまうと、詩というものが成立し得ない。
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この歌の元歌がユダヤの歌であることを1年ほど前に知った。
同時に、この歌の歌詞をホロコーストに対するメタファーとして解釈する聴き方のあることも知った。
いずれにしても、この歌を、もうこれ以上深く知りたいとは思わない。
ただ一つ、キリスト教的な "救い" は、やはりユダヤには無い、という当たり前のことを、改めて思い知らされた。
2017-01-10
写真 2017011001
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「写真はどんな道具を使って、どんな物を撮っても、結局作者の "人間" が写ってしまうと言う不思議な物です」…恩田碩昭
注)2107.1.18 記事タイトル及びレイアウト変更再録
注)2107.1.18 記事タイトル及びレイアウト変更再録
2017-01-08
2017-01-06
続・Joan Baez「Donna Donna」
昨秋の記事で、Joan Baez が歌う「Donna Donna」の歌詞が、Yiddish 語で書かれた原詩の英訳と一部で異なっていることについて書きました。 要約すると次のとおりです。
Baez の歌詞 : ... like the swallow has learned to fly.
- この、has learned がどうしても引っかかる。
原詩英訳 : ... like the swallow must learn to fly.
- 原詩の英訳が must learn であることを知って、すっきりした。
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やはり違ってたんだ、と、すっきりはしたものの、なぜ意味の異なる歌詞になってしまっているのか、疑問は残った。
深い意味があって、誰かが書き換えたのか? must より has の方が歌いやすいのか?
昨晩、キッチンで食器を洗いながら、ふと閃いた… 手が止まり、眼はあらぬ方を見やり、頭の中がぐるぐるっと回る…… そうだ!
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must learn to fly
↓ 誰かが書き換えた(しかし、意味は変わらない)
has to learn to fly
↓ 口伝・伝聞などにより変形した(意味が変わってしまった)
has learned to fly
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誰かが意図的に歌詞を書き換えたのではない、ということを説明するのにはかなり説得力があると思われ、これで納得、一件落着。
と思いきや…
一夜明けると、だが、しかし…… と、浦島太郎の悩みは更に深く… 続きは次の機会に。
2017-01-04
2017-01-03
2017-01-01
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