Cogito

 
秋の夜は、はるかの彼方に、
小石ばかりの、河原があつて、

それに陽は、さらさらと
さらさらと射してゐるのでありました。

2017-10-16

Alexander Brothers: Nearer my God to thee


Nearer, my God, to thee
さらに近く、主よ、あなたのみもとに (主よ みもとに 近づかん)


1.
Nearer, my God, to thee,
さらに近く、主よ、あなたのみもとに、

Nearer to thee:
さらに近く あなたのみもとに:

E'en tho' it be a cross,
たとえそれが 十字架、

That raiseth me,
私を架けるものであっても、


Still all my song shall be,
それでもなお 私の歌のすべては そこに、

Nearer, my God, to thee,
さらに近く、主よ、あなたのみもとに、

Nearer, my God, to thee,
さらに近く、主よ、あなたのみもとに、

Nearer to thee.
さらに近く あなたのみもとに。



2.
Though like a wanderer,
だが さすらう者のごとし、

The sun gone down,
日は落ち、

Darkness be over me,
闇に覆われ、

My rest a stone,
石を枕に、


Yet in my dreams I'd be
しかしなお 夢のうちに 望む、

Nearer, my God, to thee,
さらに近く、主よ、あなたのみもとに、

Nearer, my God, to thee,
さらに近く、主よ、あなたのみもとに、

Nearer to thee.
さらに近く あなたのみもとに。


Accordion : by Tom Alexander


Yet in my dreams I'd be
しかしなお 夢のうちに 望む、

Nearer, my God, to thee,
さらに近く、主よ、あなたのみもとに、

Nearer, my God, to thee,
さらに近く、主よ、あなたのみもとに、

Nearer to thee.
さらに近く あなたのみもとに。



3.
Or if on joyful wing,
もし歓喜の翼で、

Cleaving the sky,
大空を裂きゆくなら、

Sun, moon, and stars forgot,
日を、月を、そして星々を忘れ、

Upward I fly,
上に向け 私は飛ぶ、


Still all my song shall be,
それでもなお 私の歌のすべては そこに、

Nearer, my God, to thee,
さらに近く、主よ、あなたのみもとに、

Nearer, my God, to thee,
さらに近く、主よ、あなたのみもとに、

Nearer to thee.
さらに近く あなたのみもとに。


Still all my song shall be,
それでもなお 私の歌のすべては そこに、

Nearer, my God, to thee,
さらに近く、主よ、あなたのみもとに、

Nearer, my God, to thee,
さらに近く、主よ、あなたのみもとに、

Nearer to thee.
さらに近く あなたのみもとに。


Nearer to thee.
さらに近く あなたのみもとに。


J.T.Craner, mid 19c,"Nearer, my God, to thee, Nearer to thee, ": 土のちり-Uriah 訳


∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴


歌っている Jack Alexander さんは、4年ほど前、77歳で亡くなられています。
"May his soul rest in peace forever, and all his song be with God".
3'44"
"Nearer, my God, to thee, Nearer to thee,"
Words: J. T. Craner
Arranger: Lowell Mason (1856,"BETHANY")
Perf: The Alexander Brothers
Ten: Jack Alexander
Acc: Tom Alexander

改訂:2017.10.16 引用表示 誤記訂正

2017-10-14

音にさへ泣きし


今のみの わざにはあらず いにしへ
人そまさりて にさへ泣きし


柿本人麻呂かきのもとひとまろ:萬葉集 498


注)わざ = 意味の深い 意図の込められた 行為 /しわざ/出来事
注)音に = 声を出して

出典:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店
参照:岩波 古語辞典 補訂版 1990 岩波書店



2017-10-12

改訂: 日本語大意表示 "Nobody's Child"


歌詞著作権保護遵守のため、英文歌詞表示を改め、日本語で歌詞の大意を表示します。
大意ではなく翻訳を表示するためには、著作権より更に複雑で対応が難しい、著作物の同一性保持権(勝手な翻訳を認めない権利)の確認・承諾を、著作権者より直接得る必要があるため、歌詞の大意表示とします。(2017.10.13)

∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴

1964 年のスコットランドでは、当時世界中で人気絶頂の The Beatles の歌を凌いで、 "Nobody's Child" という歌が大ヒットしたといわれています。
歌うは、The Alexander Brothers。

今日まで50年以上、この歌を知らずに生きてきたことを、恥じた。

あゝ おまへはなにをして来たのだと…… 吹き来る風が私に云ふ
                    (中原中也:帰郷 より)

∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴

Nobody's Child(大意)

1.
その日、私は、ある孤児保護施設の近くを通り過ぎようとしていた。
そして、遊んでいる子供たちを見て、しばらく立ち止まった。
少年が、なぜか、たった一人で、立っていた。
私が訳を尋ねると、彼はその、見ることのできない目で、振り向いた。
そして、泣き出した。

 (Refain)
I'm nobody's child,
I'm nobody's child.
I'm like a flower
Just growing wild.
No mummy's kissing
And no daddy's smile.
Nobody wants me,
I'm nobody's child.

2.
いろんなひとが、子供たちのところにくるよ。
そして、それぞれ、子供たちを自分の子として連れていく。
でも、みんな、ぼくを通り越してしまうんだ。
それで、ぼくひとり、取り残されるんだ。
みんな、ぼくを連れて行こうと、そうは思うんだろうけど、
でも、ぼくが盲目だと判ると、どの人も、だれかほかの子を連れて行くんだ。
それで、ぼくはいつも、あとに残されるんだ。

 (Refain)

3.
ぼくが泣いたら、抱いてくれて、なだめてくれるママのうでは、ないんだ。
ここにいると、ときどき、ものすごくさびしくなるよ。
死んでしまえたら、と思う。
ぼくはね、通りをあるくんだ、天国のね。
そこでは、目の見えないみんなも、見えるようになるんだよ。
そうして、ほかの子たちと、なにもかも、みんな同じなんだよ。
そこは、きっと、ぼくのための、おうちなんだ。

 (Refain)


注)上記 日本語文は聞き取った歌詞の大意
  同様に、繰返し部は英文のまま記載
  結果的に、この繰返し部は下記の部分引用となる
  Cy Coben and Mel Foree, 1949(?), Nobody's Child


∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴

    Bravo !!!!!!!!!!!!!

4'16"
"Nobody's Child"
Perf: The Alexander Brothers
Ten: Jack Alexander
Acc: Tom Alexander

注)
"Google Play Music" に載っている "Nobody's Child, Alexander Brothers" の歌詞は、実際に歌われている歌詞とは異なる箇所が多い上、意味不明の個所もあり、また、全体が 2 verses のみで成り立っています。
そして、その、実際に歌われている歌詞とは異なる歌詞に著作権が主張されています。
このブログでは、その著作権が主張されている歌詞とは異なる、実際に歌われている 3 verses からなる歌詞を聞き取って掲載しています。

改訂:2017.10.12 ミスタイプ訂正
   2017.10.13 歌詞を日本語大意に変更
   2017.10.13 表現変更 て → うで
   2017.10.14 末梢表現変更
   2017.10.15 誤記訂正 Tom ↔ Jack m(_)m


2017-10-11

中原中也「追 懐」


追 懐


あなたは私を愛し、
私はあなたを愛した。

あなたはしつかりしてをり、
わたしは真面目であつた。───

人にはそれが、嫉ましかつたのです、多分、
そしてそれを、偸まうとかゝつたのだ。

嫉み羨みから出發したくどきに、あなたは乗つたのでした、
──何故でせう?──何かの拍子……

さうしてあなたは私を別れた、
あの日に、おお、あの日に!

曇つて風ある日だつたその日は。その日以來、
もはやあなたは私のものではないのでした。

私は此處にゐます、黄色い灯影に、
あなたが今頃笑ってゐるかどうか、──いや、ともすればそんなこと、想つて
 ゐたりするのです
(一九二九・七・一四)               
      

中原中也 1929 未刊詩篇


出典:中原中也全詩集 P.466 1972 角川書店

注)嫉まし = ねたまし
注)偸まう = ぬすもう
注)羨み = うらやみ


2017-10-09

Jack Alexander「アニー・ローリー」


この曲のもっとも古い記憶は、物心つくかつかどうかという幼いころ聴いた、「あかい あかい まるいリンゴ・・・ 」で始まる、日本語の歌詞が付いているものでした。

次は、「誓いしアニーローリー わがいのちよ」という歌詞で覚えている、堀内敬三さんの名訳。中学の教科書にも載って広く親しまれているものです。
著作権保護のためその名訳はここに載せられないので、原詩を対訳付きで楽しめるよう、訳してみました。
そして、堀内敬三氏の訳は、すばらしい、凄いと、全文を訳してみて、改めてそう思います。

クリップで歌うのは、The Alexander Brothers の Jack Alexander さん、当時78歳。

The Alexander Brothers は、Jack さんの歌のと、弟の Tom さんのアコーディオンのデュオ。
スコットランドの人気デュオで、スコットランドの伝統音楽や宗教曲の分野での活躍が多いなか、60年代の彼らのヒット曲 "Nobody's Child" のシングルは、当時人気絶頂の The Beatles のヒット曲を凌いで売れたといわれています。

ご覧のようにキルトで正装し、歌う歌詞には他のバージョンよりスコットランド語が多く使われています。
彼が、スコットランドの伝統を、また、アニー・ローリーの歌を、こよなく愛する気持ちが、この歌によく表れているように思います。
そしてそれが、この歌詞の原作者、William Douglas が Annie Laurie に寄せた思いと、みごとに重なって、素晴らしい歌になりました。


∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴

Annie Laurie
アニー・ローリー

1.
Maxwelton Braes are bonnie where early fa's the dew
マックスウェルトンの丘は素晴らしい そこには朝露も降りる

And it's there that Annie Laurie gied me her promise true
あそこで アニー・ローリーが 僕に 真実の誓いをしてくれた

Gied me her promise true, which ne'er forgot shall be
僕に 真実の誓いをしてくれた、決して忘れられることのない 誓いを

And for bonnie Annie Laurie I'd lay me doon and dee
だから かわいいアニー・ローリーのためなら 僕は死もいとわない


2.
Her brow is like the snaw breast, her neck is like the swan
彼女の額は 雪の丸い膨らみ うなじは 白鳥のよう

Her face it is the fairest that e'er the sun shone on
顔は それこそ美しく いつまでも輝き続ける太陽のよう

That e'er the sun shone on and dark blue is her e'e
いつまでも輝き続ける太陽 そして 濃いブルーの眼

And for bonnie Annie Laurie I'd lay me doon and dee
だから かわいいアニー・ローリーのためなら 僕は死もいとわない


3.
Like dew on the gowan inlying is the fa' o' her fairy feet
庭のヒナギクの雫のように 彼女の妖精のような足は下りる

And like winds in summer sighing her voice is low and sweet
そよぐ夏の風のように やわらかく甘い彼女の声

Her voice is low and sweet, and she's a' the world tae me
やわらかく甘い彼女の声、そう 彼女は僕の全世界なんだ

And for bonnie Annie Laurie I'd lay me doon and dee
だから かわいいアニー・ローリーのためなら 僕は死もいとわない

And for bonnie Annie Laurie I'd lay me doon and dee
だから かわいいアニー・ローリーのためなら 僕は死もいとわない


∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴

    Bravo !!!!!!!


   3'36"

"Annie Laurie"
Words: William Douglas (originally)
Tune: Alicia Ann, Lady John Scott
Performer: Jack Alexander of The Alexander Brothers
Location: The Maxwelton House, Thornhill, Scotland


注)
・スコットランド語の混ざった英文の原詞は、ネット上で広く紹介されている様々なバージョンの歌詞をベースに、実際に歌われている歌詞に合わせて修正を加え、記載しました。
英文としてみると間違いように見える単語は、スコットランド語によるものであって、ミスタイプ、ミススペリングではありません。

・私が参照した他のどのバージョンの歌詞にも載っていないが、実際に歌われている歌詞としてここに掲載せざるを得なかった単語があり、それらは次の3つです、breast, inlying, tae。
これらが、不適当であると考えられる場合は、その旨コメントでお知らせ頂けますようお願いします。


改訂:2017.10.15 誤記訂正 Tom ↔ Jack m(_)m
   2017.10.15 誤記訂正の訂正 Tom → Jack m(_)m

2017-10-07

秋の七草


秋の野に 咲きたる花を および 折り

かきかぞふれば 七種 ななくさの花


山上臣憶良やまのうへのおくら:萬葉集 1537


注)および = 手の指の俗称(大系)
注)くさ = 種類の意 (草に非ず)


∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴


萩の花 尾花 葛花おばなくずはな なでしこが花

をみなへし また 藤袴ふぢばかま 朝貌 あさがほが花


山上臣憶良やまのうへのおくら:萬葉集 1538


注)五七七・五七七 の旋頭歌(和歌の一形式)
注)花の名
  萩の花 = はぎのはな
  尾 花 = おばな ススキ
  葛 花 = くずはな クズの花 紫赤色の美しい花が群がり咲く
  なでしこ = 撫子 カワラナデシコ
  をみなへし = 女郎花 枝先に黄色い花をつけ 美女に例えられることが多い(辞典)
  藤 袴 = ふじばかま キク科の多年草 淡紫色の筒状花が群がり咲く(全集)
  朝 貌 = あさがほ 未詳 むくげ 桔梗 朝顔 等の説あり 桔梗がほぼ定説(全集)


出典:新日本古典文学大系 萬葉集4 2000 岩波書店
参照:新編日本古典文学全集 萬葉集4 1999 小学館
  :岩波 古語辞典 補訂版 1990 岩波書店


2017-10-05

ハインリッヒ・ハイネ「ローレライ」


ローレライという歌、当然、子供のころから知っているわけですが、メロディーには親しみを感じていたものの、歌詞の内容をどう受け止めていいのか判らなくて、好きになれずにいました。

ところが、数年前、YouTube で土居裕子さんの歌うローレライを聴いて、あっと驚き、目(耳?)を開かれました。

土居裕子さん、この歌を、あたかも彼女自身がローレライになり切ったかのように、明るく、軽やかに、高らかに、歌い上げます。
歌詞の最後の行「 くすしき 魔 歌まがうた 歌うローレライ 」のところでは、“ ロ〜レライ!” とビブラートもかかって、痛快、実に楽しい。思わず笑いがこぼれます。

残念ながら、今は、 YouTube から消えてしまっているので、埋込はおろかここでリンクをお知らせすることも叶いません。

∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴

ネットではこの歌をドイツ語で楽しむことができます。
歌詞はハインリッヒ・ハイネの詩で、近藤朔風氏による名訳が、ローレライの歌の歌詞として広く親しまれています。
しかし、ここでは、ドイツ語で歌われる歌詞を楽しみたく、片山敏彦氏のハイネ詩集に載っている、より原詩に近い訳を添えて掲げます。

ところで、ドイツ語の詩の最後の行が、"Die Loreley getan." となっていることに気が付きました。
この "Loreley" には定冠詞がついているので、人としてのローレライ、「歌うローレライ」を指すのではなく、「ローレライ伝説・物語」を指し、それが「成った、完遂した、成就した!」の意と思われます。
くだけて言えば、「ローレライ… やった!」という感じでしょうか。

それでこそ、ハイネ。
この歌の受け止め方、判りました。
女性の本来的な特質に潜む、幾分かのあるいは多分な、魔性。激しい流れも険しい岩も、たとえにすぎぬ。
舟人よ、すなわち世の男どもよ、気を付けられたし・・・。

土居裕子さんが、歌詞「歌うロ〜レライ」を、明るく高らかに歌っているのは、原詩に照らして、大正解だと改めて思います。

曲の終わりに、詩の最後の2行が繰り返して歌われます。その繰り返しにのみ、土のちり-Uriah 訳を添えました。

∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴

クリップは、Fischer Chöre というグループのコーラス。
大きな船で揺られているようなゆったりとしたリズム、うねりに波に漂うような、心地よさがいいですね。
これは、指揮者の功績でしょうか。


  Bravo !!!!!!!


   3'33"

Die Loreley (Ich Nicht, Weiß Soll Es Bedeuten)
Comp: Friedrich Silcher
Words: Heinrich Heine
Chorus: Fischer Chöre
Trumpet: Rüdiger Baldauf


Die Loreley
ローレライ

1.
Ich weiß nicht, was soll es bedeuten,
わが心かくうれわしき

Daß ich so traurig bin,
その故をみずから知らず。

Ein Märchen aus uralten Zeiten,
いと古き世の物語、

Das kommt mir nicht aus dem Sinn.
わが思うことしげし。

Die Luft ist kühl und es dunkelt,
夕さりて風はすずしく

Und ruhig fließt der Rhein;
静かなりライン河。

Der Gipfel des Berges funkelt,
沈む日の夕映えに

Im Abendsonnenschein.
山のは照りはえつ。

2.
Die schönste Jungfrau sitzet
いわおにすわれるは

Dort oben wunderbar,
うるわしき乙女かな。

Ihr gold’nes Geschmeide blitzet,
こんじきに宝石いしはきらめき、

Sie kämmt ihr goldenes Haar,
こんじきの髪く乙女。

Sie kämmt es mit goldenem Kamme,
きんの櫛、髪を梳きつつ

Und singt ein Lied dabei;
歌うたうその乙女、

Das hat eine wundersame,
聞ゆるは、くすしく強き

Gewalt’ge Melodei.
力もつその歌のふし。

3.
Den Schiffer im kleinen Schiffe,
小舟やる舟びとは

Ergreift es mit wildem Weh;
歌聞きて悲しさ迫り、

Er schaut nicht die Felsenriffe,
思わずも仰ぎながめつ。

Er schaut nur hinauf in die Höh.
乗り上ぐる岩も気づかず。

Ich glaube, die Wellen verschlingen
舟びとよ、心ゆるすな、

Am Ende Schiffer und Kahn,
阿波にまれ果てなん。

Und das hat mit ihrem Singen,
されどああ歌の強さよ、

Die Loreley getan.
甲斐かいあらず舟は沈みぬ。

(繰り返し)
Und das hat mit ihrem Singen,
歌に釣られて舟は沈みぬ、

Die Loreley getan.
ローレライ 成就せり!


ハインリッヒ・ハイネ:片山敏彦 訳
(繰り返し2行は 土のちり-Uriah 訳)
Heirich Heine 1827 "Ich weiß nicht, was soll es bedeute" aus Buch der Lieder



注)阿波 = 波 の意

改訂:2017.10.07 末梢表現変更 幾分かあるいは多分の → 幾分かのあるいは多分な、
   2017.10.09 原語タイトル追記 レイアウト変更

2017-10-03

なるほど!


新しい辞書が届いて、パラパラとめくっていたら、s u g a r …… ン?
それで、突然思い出した古い記憶。
今は昔、十代のころ、英語の教師をしていた叔母から聞いた話。

彼女が女学校で勉強していた頃、英語の先生いわく、

 「Sugar, シュガー。英語で "SU" の綴りを "シュ" と発音するのはこの単語だけです」

よくできる生徒がいて、言った、

 "Are you sure?"

 ・・・・・・!


改訂:2017.10.03 誤記訂正 「アルファベットの "S" を」 → 「英語で "SU" の綴りを」